金運アップを狙って新しい財布を探しているアナタ!世の中には金運アップをうたった財布がたくさんありますが、白蛇をあしらった財布には金運アップのパワーがいっぱい詰まっていることをご存じですか?

蛇というと、日常生活では敬遠されるイメージがありますが、実はヘビ、特に白蛇と金運アップには切っても切れない強い関係があるのです。ここでは、白蛇財布の持つパワーについてご紹介します。

■希少性の高い白蛇は幸運の象徴

白蛇とは、もともとは白化現象を起こした蛇のことです。

日本では昔から、白は「病気や災いを招く」「吉祥をもたらす」という考えがあり、生成りの白木や白い動物は災いを退ける神様のモノとして尊重されてきました。

白蛇もしかり。

めったに見ることの出来ないその希少性もあいまって、昔から縁起物とされてきました。山口県岩国市には、シロヘビが生息していますが、1972年には国の天然記念物に指定されています。

また、ヘビはその見た目が、竜巻や川などに似ているため、古来から神、特に水神とされてきました。日本神話に登場する大物主(オオモノヌシ)、夜刀神(ヤツノカミ)などがその例です。

このような現象は日本だけでなく世界各地でみられます。例えば、インドの川の神「サラスバティー」、中国の世界創造神「女渦」、オーストラリアの虹と泉の神「ユルング」などです。

■ヘビは弁天様の使い

そして日本でよく言われているのが、弁才天とヘビとの深い関係です。白蛇は弁才天の使いなのです。ヘビが出る家は財産がたまるとか、夢にヘビがでると縁起がいいといわれる所以ですね。

弁才天は弁天様とも言われ、財産を築く神様です。もともとは古代インドにおける川の神「サラスヴァティー」でした。当初は仏教の守護神として日本に伝えられました。その後、日本古来の神様である頭が人間で体が白蛇の神様「宇賀神」(うがじん)と習合したものが「宇賀弁財天」なのです。

宇賀神というヘビの神様は、ヘビが農産物の天敵「鼠」を食べるので、穀物の守護神である宇賀御霊(うかのみたま)から生まれたとされています。また、弁天様の頭にヘビが乗っているのは、宇賀神様と弁天様が、ヘビつながりで合体したものだと言われています。

ちなみに、あじさいで知られる京都府宇治市にある三室戸寺では、狛犬の代わりの「狛蛇」として宇賀神が祀られています。この宇賀神様、顔は翁で体はヘビの姿をして蓮の花に鎮座しています。三室戸寺の宇賀神様をなでると金運がアップすると言われているので、ここには多くの参拝者が訪れています。

このようにヘビを祀ってある神社は全国に多数あります。例えば鎌倉にある銭洗弁財天宇賀福神社。

1185年(巳年)、源頼朝は夢に現れた宇賀神から 「ここから西北の方角に、きれいな泉が岩の間から湧きだしています。この霊水をくんで神仏を祀れば、国内はすぐに平和になるでしょう」というお告げを受けました。宇賀神のお告げのとおりに西北の地に泉を見つけた頼朝は、そこに岩窟を掘らせ宇賀福神を祀ったと伝えられています。

その後、鎌倉幕府の5代執権北条時頼が、この霊水で金銭を洗い清めて一族の繁栄を祈ったと言われています。これが銭洗い信仰の始まりになったそうです。いまでは銭洗弁財天宇賀福神社は、海外から訪れる人も多い人気の観光スポットになっています。境内には銭洗い用のざるが用意されており、ここに硬貨や紙幣を入れて銭洗水で洗うことができます。

また、シロヘビが生息する山口県岩国市には、2012年12月にシロヘビを観覧できる施設の隣に岩國白蛇神社が創建されました。施設内にはシロヘビをモチーフにしたデザインがいたるところに設けられ、手水舎の水はヘビの口から出ているほどです。

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■「脱皮」&食べっぷりと金運アップの関係

ヘビそのものの生態も、金運アップと深く関係しています。ヘビは年に4~5回脱皮します。このように脱皮を重ねてぐんぐん成長していくからことも、ヘビは縁起のよいものとされています。ヘビの抜け殻を財布に入れておくと、お金が貯まると言われているのはこのここから来ているのです。

また、ヘビの捕食シーンを思い浮かべてみてください。

ヘビは食事を噛んで食べる習慣がなく、そのまんま獲物を丸呑みします。

その際にお腹の部分が膨らんで、とても大きくなるのはご存知ですね。ヘビの皮を使った財布は、このようにお金が入りこみ、ぷっくりと太った財布になってくれると言われているのです。

■最強の白蛇財布はコレ!

このようにみると、ヘビ、しかも吉祥をもたらす白蛇には金運をアップさせる強いパワーがあることがわかります。こんなにもご利益のあるものなら、次の財布は白蛇にするしかないですね。では具体的にどんな白蛇財布がいいのか、ディテールをご紹介しましょう。

金運アップに関係にある色が「金色」であることはご存じですか?類は友を呼ぶがごとく、金色には「金」を呼ぶ力があると言われているのです。ということは、表面は白蛇をあしらった本革、裏面は金地で決まりです。

そして、もっとも金運がアップする形は長財布なのです。折り畳み式財布だと、お札が窮屈な思いをして出ていきたくなると言われているからです。

金運財布はポケットの数にもこだわります。ポケットの数は末広がりの「八」(8)がいいと言われています。

ポイントをまとめると、金運アップ財布は、表が白蛇をあしらった本革で裏は金、形は長財布で、ポケットの数は「8」なのです。こんな財布をゲットできたら、中には蛇の抜け殻を必ず入れておきましょう。これで最強の金運アップ白蛇財布のできあがりです。

大手新聞・雑誌などでよく見かける有名どころ

■ 「えんぎ屋水晶院」の財運白蛇財布。


■ 「美吉屋」は、国内職人の手作りだから高品質。値段は張るが、本物の錦蛇革も有り。